2002/08/25

現地時間
GMT-10
イベント 移動手段
08:40 起床
11:00 うだうだと朝食を摂取
14:30 マウナケア(Mauna Kea)山頂へのツアーに参加するため、自宅(コンドミニアム)前で待機。 徒歩
14:35 バンに拾われ、他のツアー参加者を拾いながらツアー開始。
ツアーの参加客には、日本の国立天文台の人もいる。(専門は太陽だとか…勝てるか?(何が?

ツアーのナビゲータ(兼運転手)はマット。
7年ほど足利に住んでいたことがあるそうで、日本語ペラペラである。
また、英語の先生をしていたこともあるそうだ。

途中、不思議な景色に出会う。
道路わきに、白い石のようなもので字が書いてある。
道路わきの文字
白い石の正体は珊瑚だそうだ。
道路わきに残る溶岩に、珊瑚を並べて文字を書くという。

そもそも珊瑚は海辺から取ってきていたのだが、最近は手前の文字を崩すことで入手するようだ。
なので、2〜3週間で字が入れ替わるとか…。(^^;

地元の高校生達は、告白をするときに自分と相手の名前を並べるという。(日本でいう相合傘マーク)
相手が了承すればそのまま残し、気に入らなければ友達達と崩すそうだ。(^^;

(ツアー)
16:00 いよいよサドルロード(Saddle Road)と呼ばれる道に入る。
この道では、レンタカーの保証が効かない…。

どんな道かと言うと…

あぁ…全然緊迫感がない。この写真は偶然見つけた虹を写したものだ。
サドルロードは動画で撮影していたため、まともなJPEGが無いのだ…。すまん。

簡単に解説すると…
一応二車線なのだが、まともに舗装されているのは中央線の周辺のみ。
車は中央線をまたいで走り、対向車とすれ違うときに走行車線に戻る。
アップダウンが激しく、途中からは雲の中だ。
またイノシシが何匹も倒れていた。黒い毛は夜に見づらく、走っている車に跳ねられるのだ。

というわけで、気が向いた人はどうぞ…。

(ツアー)
16:30 途中、トイレ休憩に寄る。

中央のバンがツアーで使っている車で、フォードの車を購入して、別の会社で四輪駆動に改造して、さらに別の会社でターボに改造しているそうだ。
左から2番目にいるのがマットだ。(わかんねーよ)

(ツアー)
16:50 オニヅカビジターセンター(Onizuka Visitor Center)に寄る。
オニヅカ ビジターセンター
オニズカとは、スペースシャトル・チャレンジャー号の事故で亡くなった人の名前だ。
彼は日系二世で、現在はハワイの英雄となっている。事故後、このビジターセンターは『オニズカ〜』に改名された。

ここで登頂に備えて、1時間体を慣らすことが義務付けられている。頂上は4200mで、気圧は2/3程度である。つまり酸素濃度が低い。
一気に頂上まで上ると、高山病にかかってしまうのだ。

また簡単な夕食が配られた。これはどう見ても、日本のコンビニ弁当だ。
マットの会社の社長が提案したそうだが、日本人客向けのメニューだそうだ。

(ツアー)
17:30 ビジターセンターから少し(3〜4分)歩いたところで、ハワイとヒマラヤでしか見られない植物を発見。
銀剣草
銀剣草(ぎんけんそう)と呼ばれるもので、花をつけることは非常に珍しいとのこと。
徒歩
17:50 オニヅカビジターセンター発
(ツアー)
18:12 さらに1000m以上を上ったところで、各国の天文台が見えてきた。
もうすぐだ!
右から3番目のドームが、日本が世界に誇る『すばる天文台』だ。
右の2つはNASAのケック1(Keck I)とケック2(Keck II)だ。

すばるの優れたところは…
・世界一遠くを見れる!
・8mの反射鏡、しかも1枚!(他の天文台は、小さな反射鏡を組み合わせている)
・一見カッコ悪い外見は、空力や温度管理が考慮されている

すばるをサンシャインの屋上に設置したとすると、富士山頂に置いたゴルフボールのメーカ名が読み取れるほど…だそうだ。
ウソでもすごい!(なんだかなー)

(ツアー)
18:20 すばる天文台の近くに到着。上の写真のちょうど反対(裏)側である。
すばるとケック
左側がケック(Keck)で、右側がすばるだ。
残念ながら、一般人はこれ以上近づけない。

(ツアー)
18:40 少し離れたところから、夕日(Sunset)を眺める。
絵葉書!?
左から、すばる・ケックの順だ。

そして水平線の右のほうに、ほんの少し盛り上がった部分が見えると思う。
これはマウイ島(Maui Island)のハレヤカラ山だ。

ちょっと絵葉書みたいでしょ?
18:50 そして、いよいよ日没。
日没
ダイナミックレンジの小さいデジカメでは捉えられなかったが、空のグラデーションがなんとも美しい。
19:00 一般人は、日没後30分以内に退去しなければならない。

日没を過ぎると、各天文台は一斉に稼動をはじめる。
動き始める天文台
ドームが回転し、そして開く…。さぁ、仕事の時間だ!
19:40 少々高度を下げて、夜空を眺める時間。

頭上に天の川が横たわる。
双眼鏡を使わなくても、目を凝らすこともなく天の川が見える!
天の川を見つめれば、その中を行く人工衛星が見つかる。
そして時折、流れ星が流れる。長いものはカシオペア座から始まって、わし座までを流れた。90度以上あったと思う。

さそり座と天の川…

一応データを書いておこう。
 COOLPIX E5700
 焦点距離:28mm(35mmフィルム相当)
 露出:60秒 - F2.8
PhotoShopにてレベル補正を行っているが、これだけの星が写る!
さそり座の毒針(左側)のすぐ北(上)には、M7(散開星団)も写っている。
そしていて座の南斗六星と、銀河系の中心部分も写っている。

そして、いて座〜みなみのかんむり座

撮影データは上記と同じ。
いて座は、南斗六星をマーキングした。
みなみのかんむり座は弓形だが、ハートに見える…という人もいるので、そんな形に囲ってみた。

しばらくして上ってきたM31(アンドロメダ大銀河)は肉眼でも確認できる。
アンドロ目玉星雲
20:45 月の出(Moonrise)

この現象は、月あたり1回しか見れないとのこと。なんとも偶然な幸運に恵まれた。
月が雲海から昇ってくるところは、なんとも神々しさを感じる。
写真も撮ったのだが、この感動を伝えられるものではないので載せないことにした。
22:30 楽しかったツアーも、終わりの時間となった。

帰り道、高度20度ほどに達した月の光によって、ムーンボウ(Moon Bow)が見られた。
虹が太陽の光によって出来るのはご存知のとおりだ。空気中の水蒸気によって分解された光が、太陽と反対の方向に虹を作る。
これと同じ現象が月光によっても起きることがある。これがムーンボウだ。

月は東から昇り、帰り道のサドルロードは西に伸びる。
ムーンボウは目の前に架かり、車はその中を突っ走る…。なんともロマンチックな体験だ。
これも写真に撮ってみたものの、残念ながら写ることは無かった。
なにせ雲が月の光で照らされた、ごくわずかな光なのだから。

ハワイ島では、街灯が全てオレンジ色になっている。これは天体観測を意識したものだ。
光害を波長の長い色に統一することで、山頂で特定のフィルターを用いて人口光を除去するそうだ。

ちょっと見づらいが、山を下る途中で見えた街を撮影したものだ。

(ツアー)
23:00 コンドミニアムに戻る。
翌日
02:50
更新

デジカメで動画も撮影したのだが、容量の関係でアップロードできないのが残念だ。